前回の『あだ名と連想』、やってみましたか?
聞いて「へー、なるほど」と言っているだけでは身につきませんから、ぜひやってみてくださいね。
とは言っても、なかなか行動できないんだよな~というあなた。
今日は行動することの本当の理由をお伝えしようと思います。
これを知れば、行動したくなること間違いなし!
よく「アウトプットしなさい」なんて言われますけど、なぜでしょうか?
「行動しないと意味がないから」?
「インプットだけでは身につかないから」?
そりゃそうなんですけど、
なぜ「行動しないと意味がない」のでしょう?
なぜ「インプットだけでは身につかない」のでしょう?
聞いただけ、見ただけ、の情報は全体のごく一部に過ぎません。
群盲象を評す、ではないですが物事の一部分だけを切り取った情報に「力」はありません。
「力」を持たない情報は、形になることができない煙のようなものです。
物事は「情報」によって形作られます。
情報は階層になっていて、上の階層の情報ほど「力」を持ちますが、下層の情報の奥にあるので、まず下層の情報を集めて繋ぎ合わせる必要があります。
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最上層の情報(超強力・希少)
↑
上層の情報(強力・少ない)
↑
中層の情報(強め・やや多い)
↑
下層の情報(弱い・多い)
↑
最下層の情報(超弱い・超多い)
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※無料で手に入る情報は下層くらいまで。
中層以上は経験と理解度を必要とする。
無料で手に入ることは少ない。
また、理解度が低い人が手に入れたところで扱えない。
最下層の情報が、いわゆる「見ただけ、聞いただけ」という表面的な情報です。
いわゆる「インプットしただけ」の状態とも言えます。
この情報をもとに「行動(アウトプット)」をすると、言葉では表現しきれない「非言語」の情報が手に入ります。
非言語の情報というのは、身体の微妙な動かし方や、言葉の選び方、目の付け所、など。
行動することで、表面的な情報から奥にある情報を引っ張り出すようなイメージですね。
言語化された情報と、非言語の情報を大量につなぎ合わせていくと、下層の情報と上層の情報が繋がり始めます。
ちなみに、物事を構成する情報は、非言語による情報の方が圧倒的に大量です。
そうして、情報と情報がマグネットボールのようにくっついていって、一つのカタマリになります。
これを「理解」といい、より大きなカタマリになった理解ほど、情報として強い力を持つことになります。
強い力を持った情報を身に着けている人、これを「名人」とか「達人」と呼んだりもしますね。
名人や達人とは呼ばれなくとも、強い情報を身に着けている人は、社会の中でも影響力を持ちます。
占いの世界でも、強い情報を身に着けている先生の言葉は、どこか重く、オーラを感じさせますね。
「物知りなんだけど、何だか薄っぺらいんだよな…」
と感じる人は、身に着けている情報に力がない、つまり理解のカタマリが小さいということです。
さて、あなたが占いにおいて「理解のカタマリ」を大きくするための行動をいくつか挙げましょう。
・一人占いをする
・リアルで対人占いをする
・チャットで対人占いをする
・鑑定文を書く
・占いに基づいて行動して結果を見る
・小さなものでも疑問に思ったことをとことん調べる
・調べたことを鑑定に使う
・キーワード連想を行う
やっぱり「実際に占う」は非常に大切ですね。
何故かというと…
占うことによって、キーワードとキーワードを結びつける時の接続詞や、補足の情報を入れ込んでいくことになりますが、それも「奥にある情報を手に入れる」ことになります。
どんなテキストを読んでも、鑑定時に使う接続詞や、その選び方、言葉の順番までは説明されていないでしょう。
それが非言語(言語化されていない)情報です。
行動することによって得られる情報ですね。
これを手に入れるために、あなたは行動するのです。
さて、いかがでしたか?
行動することの本当の意味と、メリット、おわかりいただけたでしょうか。
ただただ、「行動しろ!」と言っているわけではないんだな、ということが理解できれば今後の学習は大いに実りあるものとなるはずです。
プロ占い師目指して、楽しく学んでまいりましょう!
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