今日はリーディングや鑑定の際に、グッと説得力が増すポイントをお伝えします。
逆に、これができないと玄人ユーザーからはすぐに愛想を尽かされてしまうでしょう…
これです。
『理由』があるかどうか。
『理由なきリーディング』に説得力はありません。
なぜそのリーディング結果になったのか、その理由を説明できますか?
占い師「明日は海のものを食べると運気が上がりますよ!」
相談者「何故ですか?」
占い師「え…カップのキングが出たからですかね…」
相談者「(素人っぽいな…)」
こんなシーンをまま目にします。
他には、
占い師「明日は海のものを食べると運気が上がりますよ!」
相談者「何故ですか?」
占い師「わかんないけど、降りてきた!」
相談者「(ホントに…!?)」
ですとか、
占い師「明日は海のものを食べると運気が上がりますよ!」
相談者「何故ですか?」
占い師「このカードの、この辺が海!って感じじゃないですか?」
相談者「(テキトーなの?)」
というパターンも。
要するに、どれも理由になっていない、と感じられてしまうということ。
「説明できない答えを出してもOKなのが占いじゃないの?」
そう思われていることは理解しています。
が、それで納得してもらえるのは、よほど影響力のある占い師さんだけでしょう。
「あの◯◯先生が言うなら、何か深い理由があるに違いない」と。
理由をつけるべき理由として、とある心理現象をご紹介しましょう。
カチッサー効果という心理現象があります。
これは、理由なくお願いした時と、理由をつけてお願いしたときでは承諾してもらえる確率が変化するというものです。
コピー機の順番待ちをしている列の先頭の人に、以下のようにお願いする実験で、
A「すみません、5枚なのですが、先にコピーを取らせてください。」
B「すみません、5枚なのですが、コピーをとらなければいけないので、先にコピーを取らせてください。」
Aは60%、Bは93%の人が承諾してくれたそうです。
『コピーをとらなければいけないので』なんて、理由にもなっていない理由ですが、理由があるのとないのではこんなにも納得してもらえる割合が変わるんですね。
リーディング、鑑定において相談者さんに納得していただくことが肝心です。
あなたの言っていることが、どんなに正しくても納得してもらえなければ、相談者さんに何の変化も起こすことはできません。
ですから、できる限りリーディング結果には理由を添えましょう。
それだけで、納得してもらえる確率はグッと上がります。
これが説得力に繋がるわけです。
ですが、先程の例のような感じはNGです。
適当な感じにはならないように、あなたなりの理由を考えてみてくださいね。
可能であれば、相談者さんに紐づいた理由があるとGOODです。
その方がリアリティが高まるからですね。
自分に関係のない事柄は、どことなくリアリティを感じにくいものです。
『理由は本人に紐づいたものであると納得感が増す』
これもちょっとしたテクニックとして、頭の片隅に留めておくと良いでしょう。
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