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【赤っ恥】その言葉、カッコいいと思って言ってるなら…やめた方がいいですよ?

目安時間 6分

突然ですが…

 

 

どこかで聞いた

『名言』

『カッコイイ言い回し』

『自分が感動したセリフ』

を鑑定の中で多用していませんか?

 

 

しかも…

 

 

『言うチャンス』を伺ってませんか?

 

ドキンコメーターが上がっちゃいましたか?(笑)

 

イイコト言ってるワタシ、に酔っちゃダメです。

 

●自分に酔う占い師の気持ち悪さ

熱く語る占い師と引き気味の相談者さん、というシーンは嫌になるほど目撃しました。

(次はないな…)という相談者さんの心の声が聴こえてくるようでしたよ。

 

 

悟ったようなキメ台詞を言いたい気持ちはわかるんですよ。

賢者気分を手軽に味わえますし。

相手が尊敬の眼差しで見てくれたり、感動してくれたら『してやったり』ですもんね。

 

 

でも、それ誰得ですか。

 

相談者さんではないですよね。

 

私はいつも、ここだけは厳しく言います。

 

「自分が気持ちよくなりたいなら、相手にお金を払いなさい」と。

 

 

相談者さんは、苦しいのを何とかしてもらいたくて来ています。

「お金を払いますので、どうぞ先生が気持ちよくなってください」

なんて言うわけがないじゃないですか。

 

 

マッサージに行ったのに、何故か自分がマッサージ師の肩をもむハメになるようなものです。

「ちょ、あんたがお金払ってよ!」ってなりますよね(笑)

 

●おサムい占い師になっていませんか?

占い師が気持ちよくなりたいケースは、アマチュア占い師さん、売れない占い師さんに多いです。

 

アマチュアの人がそうなるのは無理からぬことですし、最初はそれで良いと思います。

いわゆる『占い師気分』を味わうためにやっているんだと思いますから。

 

 

でも、お金をいただくプロになった方がそれでは…いただけませんね。

 

だいたいの原因は承認欲求でしょう。

尊敬されたいとか、先生のおかげですって言ってほしいとか、自分の言葉で感動させたいとか…そんなところでしょう。

 

 

要するに、占い師としての自信がない。

 

そして、相談者さんの本当のニーズがわかっていない。

 

だからそんなことをしてしまうんでしょうね。

 

 

自己陶酔鑑定を受けて、相談者さんが感じることは…

 

「わかったようなわからんような、でも占い師は『最高の答え言った』みたいな顔してるし、まあ占いってこんなもんなのかな?」

 

といったところでしょう。

 

で、レビューに「よかったです。また何かあったらお願いします。」みたいなことを書いて、おしまい。

おそらく、二度と来ません。

 

残念すぎませんか?

 

でも、これはよくあるケースなんです。

 

やめましょうね、自己陶酔鑑定。

ダメ、ゼッタイ。(笑)

 

●狙いを定めて、多用は禁物

キメ台詞や名言は使い所が大事です。

 

水戸黄門が最初っから印籠を見せびらかしながら歩いてたら、さぞつまらない時代劇になるでしょう。

名探偵が現場についた途端、「犯人はこの中にいる!」って言い始めたら「はぁ」ってなりますよね。

 

話の急所に差し掛かった時に言うからキマるんです。

 

 

「自分を閉じ込めないであげて」

「辛かっただろうけど、あなたはこれから幸せにしかならないよ」

 

そんな言葉も、ここぞという時に言うから刺さる。

 

 

話もロクに聞かずに

 

(あー、なんかこの人抑圧的だな~。そんなこと思う必要ないのに可哀想~。よっしゃ、)

「あのね、自分を…」

 

なんていうのが一番刺さらないパターン。

その後は↓

 

相談者さん「そうですかね~?」。

占い師「ええ、そう。(あっれ?ここウルっと来る所じゃない?)」

 

こんな経験、ありませんか?

 

 

ダメなんです。

台詞ありきの鑑定なんて。

 

言葉は処方するもの。

相談者さんの話を聴き、理解を深め、必要な言葉を考える。

その先に、ようやく処方すべき言葉が見つかるんです。

 

●まとめ

イイコトや、カッコイイ言い回しを言う機会を虎視眈々と狙うより、まずは普通に、丁寧に、話を聴き、伝えること。

上手な喋りより、誠実な対話を。

 

リピートは信頼の証。

信頼を勝ち取るために必要なのは、着飾った言葉ではなく、ツボを心得た素朴な言葉。

 

平易な言葉で語りましょう。

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