私は日頃、X(旧twitter)で占い師さん向けの情報を発信しています。
『こんな風に考えたらどう?』というような内容が多いのですが、どうしてそんなことを発信しているのかといえば…
『考え方は鑑定に出るから』です。
鑑定って、間違いなく占い師さんの考え方や姿勢が出るんですね。
鑑定の時だけ自分を作る、っていうのは無理です。
言葉をどんなに繕っても、伝わってしまいます。
夢を諦めて生きる人の言葉に希望が感じられないように。
人は無力だと信じている人の励ましに虚しさが漂うように。
生きる希望を捨てられない人の「死にたい」が「生きたい」に聞こえるように。
言葉というものは、その人の考え方をベースに紡がれます。
同じことを言っているようでも、考え方が違えばニュアンスは全く異なります。
私が発信しているのは、相談者さんを癒やし、心を軽くするためにどのような考え方をすれば良いか、ということです。
ちなみに私がお伝えしていることはとてもシンプルです。
・他人を変えようとするな
・他人と比べるな
・ジャッジするな
・可能性を無視するな
・他人をダシにして気持ちよくなるな
こういったことばかりだと思います。
どれも『当たり前』のことなのかも知れませんが、どうにも私たちの暮らす社会という場所は、その『当たり前』を忘れさせる力が強いようです。
気づけば
・他人に変化を求め
・他人との比較に一喜一憂し
・善だ悪だと騒ぎ立て
・挑戦はリスクであると喧伝し
・優越感を求めて陰口を叩きあう
こんなことが日常に溢れていく。
よく人は環境の生き物、と言われますが、大切なことを忘れさせる環境にあれば、当然そうなるということです。
占い師として活動している中で、
「なんだか良くない方向に引っ張られている気がする…」
「自分は今どんな状態なんだろう…」
「この鑑定内容でよかったのかな…」
そんな不安はないでしょうか。
私の生徒さん達も、そのような不安を抱えている人は多かったです。
そんな不安を解消するため、こまめに相談に乗るようにしていたのですが、その環境こそ彼彼女たちが伸びられた要因だったのだと思います。
占い師の悩みって、独特ですからね。
一般の人にはなかなか相談できませんし、ましてや守秘義務もありますから相談できることも限られます。
その点私は講師でしたが、占い師でもありましたから、守秘義務を守り、相談に乗ることができたわけです。
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