あなたは鑑定の中で
「これ、どう考えても無理でしょ…」
とか、
「これは絶対ダメなやつだな…」
って結果が見えた時、
どうしてる?
無理なものは無理、って
伝えてあげるのが優しさ?
ダメなものはダメって
ハッキリ言うのが
占い師の責任?
私はねぇ、
そこはNOなんだなぁ。
断じて、断っじてNO。
NOな理由は、シンプルだよ。
私がね、鑑定している中で
わかったことは
・お客様は「無理だ、ダメだ」って思ってしまう苦痛から解放されたい
・お客様は「私も幸せになれる、未来はある」って希望を持ちたい
・鑑定はジャッジじゃない(占い師にジャッジする権利はない)
・人は強い苦痛を感じている時に前向きな心や希望は持てない
・人は苦痛から離れれば希望を持てるようになり、希望を持てば、自ら幸せに向かって歩き出す
っていう事実。
あ、もちろんお客様が直接
「苦痛から解放されたいです」
「希望を持ちたいです」
なんて言わないよ?
言われるのは、
「連絡をくれない彼の気持ちを教えてください」
「私は好きな人と結婚できますか?」
っていう質問だよ。
けど、そのお悩みや質問の意図を
ずーーーーーっと掘り下げていくと
ここに行き着くのよ。
さて。
この事実から考えるなら、
占い師は何をするべきなんだろう?
少なくとも、
『無理』も『ダメ』も
違うでしょ?ってことにならないかな。
私にとって、
無理・ダメを言う鑑定はさ
タンメン屋の看板を出しておきながら
「お前に食わすタンメンはねぇッ!」
って言うのと同じなんだよね(笑)
懐かしいな(笑)
お客様からしたらさ、
「なんじゃそりゃ?ふざけんな!」
ってなるよね。
「ダメならダメって言って欲しい!」
「無理なら無理で諦めますから!」
って言う人もいないことはないけど。
そんなこと言うと
「だから、ダメならダメって言わないと!」
「STOPアゲ鑑定!」
なんて意見も出てきそうだよね。
でも、それもちょっと早とちりなんじゃない?
「ダメならダメって言って欲しい」
って、本人が望んでたら言ってあげる
って話でしかないんだよね。
しかも、本人がちゃんと諦めがつくように
伝え方も考えなきゃいけないし。
ちゃんと諦められるように話すのも、
意外と難しいもんだよ?
バッサリ言えばいいってもんでもないしね。
なんの後悔も未練も残させないように
スッパリ諦めさせてあげられる自信、
ホントにあるのかな?
話を戻すけど、
「まだもうちょっと、希望が欲しかとばい!」
って言ってる人に
「ダメです。無理です。諦めてください。アホか。」
は、やっぱりちょっと違わない?
例えで書いたけど、だいぶヒドイな(笑)
「え~?でもイヴ先生、やっぱり無理なものは無理じゃないんですかぁ~」
「ダメなものはやっぱりどう考えてもダメだと思うんですけどぉ~」
「酒呑みすぎて脳みそ溶けちゃったんですかぁ~」
って、思うかも知れないね。
溶けねーわ、ヒドイなホントに(笑)
けどね。
私はよく
「可能性は無限だよ」
って言うんだけど。
別に慰めとか嘘やデタラメで
言ってるわけじゃないんだよね。
本当に可能性が無限だから、
無限だよ、って言ってるだけで。
たとえばさ、
今のあなた。
今のあなたが
どんな仕事について
どんな人と一緒にいて
どんな暮らしをしていて
どんな姿形をしていて
どんな物を持っていて
どんな才能を持っていて
ってのは私にはわからないけど。
今のあなたは
『そうなるしかなかった』のかな?
『他の可能性はなかった』のかな?
たぶんね、
色んな選択肢があったと思う。
色んな分岐点があったと思う。
それこそ、数え切れないくらいの
可能性があったと思う。
他の可能性や選択肢を
選ぼうと思えなかった
選ばなかった
選んでいいと思えなかった
その時は見えなかった
ってのはあるとけど。
あったよね?
たくさんの選択肢が。
たくさんの可能性が。
選んでいたら人生が
180度変わったかも知れない
その瞬間がさ。
私たちって
大人になるほど結果論の世界で
生きてしまいがちなんだけど。
結果論の世界で生きていると、
無限の可能性が信じられなくなるんだよね。
結果論ってのは乱暴に言うと
『結果が必然だったかのように、全ての過程をこじつけること』
なんだけど。
過去を振り返って、
◯◯を選んだから◯◯になった
って短絡的に考えがちなんだよね。
すべてのつじつまが合うように見えるし、
何よりそう考えたほうが気持ちいいからね。
人間は不明なことを不明のままにしておくのは
気持ちが悪いと感じる生き物だからさ。
つじつまを合わせたいのよ。
そうすると、何が起こるかってぇとだ。
未来もそうじゃないと気持ちが悪いのよ。
たとえばね、
~~~~
・これまで努力を重ねてきた
・期待通りの結果が出た
・つまり、努力をすれば結果は出るんだ!
~~~~
っていう結果論で生きてる人は
未来も当然そうであってほしいわけ。
努力する、結果が出る。
努力するから、いい未来がやってくる。
ってね。
だから、
~~~~
・たいして努力をしなかった
・だけど期待以上の結果が出た
~~~~
なんて考え方は
「イヤだ!そんなの気持ち悪い!」
って思ってしまうのよ。
もし、自分が何らかの理由で
努力できなくなってしまったら、
~~~~
・何の努力もしなかった
・だから結果も出なかった
・悲しいけれど仕方がない『努力しなかったから』
~~~~
辛くない?って思うけど、
そうなってもらわないと気持ち悪いのね。
当然、他人もだよ。
「努力もしないのに、結果が出るわけないじゃん」
「努力できないなら欲しいものが手に入らなくて当然」
こんなことを言いたくなっちゃうのよ。
努力できなくなった、
努力しなかった時点で
本当はあるはずの
良い結果が得られる可能性を
捨てなきゃいけなくなるのね。
めちゃくちゃ可能性が狭まるよね。
本当はあるはずの可能性も、
気持ち悪いからって理由で
ないことにしちゃうのよ。
けど、私たちが何を思おうと
可能性も選択肢も
相変わらず無数に存在してることに
変わりはないのね。
その人の持ってるマインドが
選択肢を見えなくしたり、
減ったように見せてるだけなんだよね。
私たち占い師が
ぶっ壊したいのはソコ。
結果論にとらわれて
未来の可能性をないことにして
幸せを諦めて生きる選択を
しようとするそのマインド。
「今まで◯◯だったし…」
「これからだってきっと◯◯だよね…」
っていうその思い込みを
ぶっ壊したいのね。
「あるよ!可能性は!」
「過去なんて関係ないよ!」
「どんな未来だって選べるんだよ!」
っていう真実を
リアルに感じてほしいわけ。
「そうかも…!」って
思ってほしいわけ。
私たちはさ、
過去に引きずられて
生きてるわけじゃないのね。
常に選択を繰り返して
生きてるだけなのね。
なるようになったんじゃなくて
無限の選択肢の中から
意識的にも無意識的にも
選択を繰り返して生きてるのね。
考えグセ、生きグセが
望まない選択をさせることもあるよ。
それでも私たちの前に
無限の可能性、選択肢は
広がり続けるんだよ。
誰も、間違った選択なんかしていないのよ。
ヘタクソな選択はしたかも知れないけど。
最短距離の選択をしなかったかも知れないけど。
それでも間違った選択なんかない。
この選択をしたらもうおしまい、
なんてことはないんだよね。
私たちは死ぬまで選択し続けるけど、
どこで何が起こるかなんて
選択がどういう結果を生むかなんて
絶対に予想不可能なんだよね。
どんな未来も起こり得るんだよ。
1秒後にポーンとあの世に行っちゃうことだって
1秒後に運命の人と出会うことだって
1秒後に人生が逆転することだって
全っ然あるんだよ。
私たちはつい、結果論的な
「今まで◯◯だったから◯◯」
っていう予測を立ててしまうけど。
成功し続け、
人生を変え続けてきた人ほど、
1秒先すらどうなるかわからない
ってことを肚で理解してるんだよね。
だからそういう人はみんな、必ず言うよ。
「やってみないとわかりませんね」
ってさ。
ある程度、「上手くいくだろう」って
思える算段は立てるけど
本当に上手くいくかどうか
望んだ結果にたどり着くかどうかは
わからないよね、って
理解してるんだよね。
だから、謙虚に行動するんだよね。
ソクラテスの
無知の知に近いのかな。
1秒先すら正確には予測できない
っていう真理に対して
謙虚に「予測できませんよね」って
言えるかどうか。
だいたいの人は
「1秒先くらい予測できるだろ」って
タカをくくってるだけなんだよね。
真理を見ようともせずにね。
だからさ、
「無理なものは無理」
「ダメなものはダメ」
っていうのは、予測の域を
越えないよね。
わかんないじゃない。
どうなるか、なんて。
それこそうまく行かない選択肢から
めちゃくちゃうまく行く選択肢まで
数え切れないくらいあるってのに。
それを知っても
まだ「無理、ダメ」って言えるかな?
私たちにできることは
予測じゃなくて、
選択することだけだよ。
無限にある選択肢の中から
望んだ結果にたどり着く選択が
できれば望んだ結果が出る。
そうでなきゃアテが外れる。
選択をするのは自分の心。
心から生まれる意思や思考、行動。
だから、
その真理を理解している人たちは
よい選択ができるマインド、
心がけを大切にするんだよね。
ベストな選択をするには、
ベストな選択をできるマインドを
創る必要があるからね。
絶望、失望、無力感、無価値感に
苦しめられているうちは、
ベストな選択はできないよ。
だから私たちが伝えるんだよ。
そのマインドをさ。
可能性はあるよ、未来はあるよ、
だから前を向こう、元気を出そう
自分の力を信じよう、って。
占いを通して苦痛を癒やしながら、
無限の選択肢、
無限の可能性を伝えるんだよ。
私はさ、
このやり方を実践し続けて
自分はもとより、
相談者さん、生徒さんが
自分にとって幸せな選択が
できるようになっていった姿を
見続けてきたんだよね。
「そんな未来あるわけないじゃないですか」
「私に可能性なんてあるわけないじゃないですか」
っていう人たちに
「あるよ!私には見えたんだ!」
「あなたにはこういう未来が待ってるって、出てるよ!」
って、本気でお伝えしまくってきたよ。
そしたら、変わったんだよ。
運命がさ。
正確にはその人たちが
『運命だと思いこんでいた、辛い未来』
が変わったんだよ。
まあ、もちろん私の力じゃない。
その人たちが無限の可能性、無限の選択肢を
取り戻しただけなんだけどね。
だから私は
無限の可能性、
無限の選択肢を疑わないよ。
見てきたから。
もし私がどこかで
無限の可能性、無限の選択肢を
そんなものはない、
ダメなものはダメ、
と捨ててたら…今の私はいないよね。
私たち占い師はさ、まずもって
この無限の選択肢、無限の可能性
っていうマインドが必要だと思うんだよ。
そうであればこそ、
お客様に希望を手渡すことができるんだからね。
まずはあなた自身が
無限の可能性に気づこう。
無限の選択肢を見よう。
いつでも目の前に広がっているからね。
それでは、また。
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