「お金が欲しい」
という願望、よく耳にしませんか?
江戸時代には有名な俳句の後ろに「それにつけても金の欲しさよ」とつける『金欲し付合』という言葉遊びが流行ったそうですが、いつの時代もお金が欲しいという願いは消えないものですよね(笑)
しかし、本当に彼らが求めているのはお金そのものなのか、それとも別の何かなのか、考えたことはありますか?
私自身、鑑定の中で何度もこの疑問に遭遇したんですよね。
「お金がなくて…」
「お金があれば…」
結構多いんですよね、お金に悩む人。
お金を求める人たちの心の中には、しばしば見えない何かが隠れています。
「お金が欲しい、足りない」と言いながら仕事をせず、無駄遣いばかりする人もいます。
本当にお金が欲しいなら、やることが間違ってますよね?
でも、なぜそういった行動を取るんでしょうか?
実は、そういう人とじっくり話していると、背後には恐怖が潜んでいることが見えてきます。
先の例でいうと、その人はお金がないことによる孤独や不安、社会的な評価の低下を恐れていました。
「お金が欲しい!」というのは、その恐れから逃れるための叫びだったんですよね。
相談者さんが言う「◯◯が欲しい」という言葉の背後にある真の動機を理解することは鑑定をする上で重要不可欠です。
相談者さんが何かを強く求めるとき、それは本当にその物自体が必要だからでしょうか、それとも別の何か、恐れや苦痛を回避するための欲求から来ているんでしょうか?
多くの人は内なる恐れや苦痛から逃れるために、特定のものを欲しがります。
例えば、安心感を得たい、孤独感を解消したい、社会的地位を確立したい、といった深層心理が、物質的な欲求の背後に潜んでいたりするんですね。
常に最新のファッションアイテムを欲しがる人がいます。
単純に見れば「流行に敏感なのかな」というだけなんですけど。
そんな人も深く掘り下げると、自身の外見に対する不安から、他人に受け入れられるために、常に新しいものを求めている、なんてこともままあります。
ということは、真の欲求は、物質的なアイテムではなく、承認と受容ということになります。
人が何かを強く欲しがるとき、それは表面的な欲求ではなく、深い恐れや苦痛を解消しようとする欲求であることが多いんです。
「何でこの人は、こんなにも◯◯が欲しいんだろう…?」という疑問がわいたら、このことを思い出してみてくださいね。
ところで。
「お金が欲しい」人たちの心に潜む恐れや苦痛って、どんなものがあるんでしょう?
例えば、家族に十分な支援ができないという苦痛に苛まれる人。
あまり裕福でない家庭の親御さんたちですかね。
私の実家もそうでしたが、彼らはそういう苦痛を抱えていたりするんですね。
子どもに部屋を与えてあげられないとか、志望校に行かせて上げられないとか、旅行に連れて行ってあげられないとか…
親御さんとしては、そういう思いになってしまったら苦しいですよね。
ですから、そういう人たちにとって「お金が欲しい」という言葉は、単なる物理的な欲求ではなく、家族を守り、彼らに安心感を与えたいという深い願いから来ていると言えます。
他にも、仕事に追われて自分のやりたいことができないストレスに苛まれる人。
最近、こういう人はどんどん増えてますね。
本当はゆっくり休みたい、自分の趣味に時間を使いたい、でも余裕がないから働きまくるしかない…
そりゃ「お金があれば…」って思いますよね。
こんな感じで「お金が欲しい」という表現は、表面上の要求を超えたものであることがわかりますよね。
多くの場合、お金への渇望は、より深い心理的な苦痛や恐れの表れです。
お金がないことによる社会的な恥、家族に対する責任感、あるいは自己実現の欠如など、人はさまざまな理由でお金を求める、ということですね。
ですから、私達占い師は相談者さんが「お金が欲しい」と言うとき、その背後にある深い心理的な動機や恐れを理解ることが大切なんですね。
この理解が深いレベルでの共感や、彼らの苦痛を軽減するための言葉がけに繋がるんです。
人が何かを強く望むとき、その背後にある深い心理的な動機を理解することは非常に重要ですよ、とお伝えしました。
表面的な要求だけでなく、その背後に隠された本当の願いや恐れを見極めること。
この理解が深まると、あなたの鑑定は感動鑑定へと進化していきます。
単に物質的な欲求を満たそうとするのではなく、彼らの内なる恐れや不安を解消することで、より充実した鑑定になるんですね。
人間理解は、鑑定において絶対欠かせない核となる要素なんです。
言葉の背後にある真の意味を理解することが、何よりも重要なんですね。
鑑定でよく耳にする「◯◯が欲しい」という言葉。
「欲しい」に隠された深い意味を読み解くことで、より有意義で満足のいく鑑定になることは間違いありません。
欲求の後ろ側について、意識して聴いてみてくださいね。
そうそう、最近はメルマガを読んでくださった方からメールをいただくようになりまして。
LINEでのコミュニケーションが主流になった今、メールのやりとりって新鮮だなぁと思いました(笑)
メッセージをくださった皆さん、ありがとうございます。
こうやって繋がっていけるのも楽しいですね
コメントフォーム