鑑定をしているときに
「なんて言ったらいいんだろう…」
と思った経験はありませんか?
5秒、10秒…と沈黙が続いていく。
あー、とか、えーと…みたいな言葉しか出てこない。
とても気まずいあの時間。
ありますよね?
私も、あります。
焦りますよね~
脇汗をかく瞬間ですね(笑)
頭の中にはイメージやメッセージがあっても、それを伝えるための適切な言葉が見つからない。
実際、多くの占い師さんが経験することなんですよね。
どんな時でもスラスラ言葉が出てくる、なんて相当な訓練を積みませんとね。
ちょっと勉強したくらいじゃ無理ですよね。
相談者さんからの思いがけない一言に、何を言っていいか分からなくなってしまう。
何か言わなきゃ、と思うほど頭の中が真っ白になっていく…。
頭に浮かぶ言葉がネガティブなものばかりで「これは言えない…」ってなると、余計に言葉が出てこなかったり。
こんな時、こう思いません?
「私、ボキャブラリーが足りないのかも…」
って。
実際、そういうお悩みはよく聞きます。
「どうやったらボキャブラリーが増えますか?」
っていう相談ですね。
この「言葉が出てこない…」というお悩み。
実はボキャブラリーが乏しいわけではなく、表現のパターンが乏しいことが原因です。
ボキャブラリー自体は、社会人であれば十分持っていると考えていいと思いますよ。
ここでいうボキャブラリーは単語って意味で使いますが、あなたが知らない単語ってそんなにないと思うんです。
専門用語は別としてね。
鑑定で使う表現は、特別な単語で構成されてるわけじゃないんですよ。
何でもない、誰でも知っている単語ばかりです。
私の場合だと、スピ系の用語も使いません。
わからない人もいますしね。
伝わらないとしょうがないので、平易な言葉を選んでいます。
表現力の乏しさを、専門用語でごまかしちゃダメですよ(笑)
同じ意味でも、異なる表現方法があることを知っているかどうか。
ひとつの物事に対する表現方法をどれだけ持っているか。
それが、鑑定の質を大きく左右します。
たとえば、選択をミスったという出来事があったとして。
『選択をミスった』以外の表現ができますか?
っていうことなんです。
・(ミスった)それをあえて選んだ
・まるでそれを選ばされたようだった
・いつもの自分とは違う選択をした
・理性より可能性を選択した
・その選択の先に何かを見た
・思考が及ばない難しい選択だった
こんな表現もできるんじゃないでしょうか。
ミスした言い訳のように聞こえるかも知れませんけど(笑)
でも、言い訳だって表現なんですよね。
本当のところはどうかわかりませんけど、「そういう言い方もあるよね」とは思いませんか。
豊かな表現力を身につけるためには。
日常生活での意識が重要なんですよね。
生徒さんにはもれなく「普段からやってね」と言っています。
何をやるかって?
「これ、他の言い方ないんかな?」
です。
たとえば。
「寝坊した!」っていう状況があったとして。
寝坊した以外になんて言いましょうね?
「睡眠時間延長させてもろたわ!」とか。
「思いの外朝が早くきた!」とか。
「私だけ時間の流れが遅くなった!」とか(笑)
あんまり気負わずに考えてみてください。
できれば、ネガティブなことに対してやってみるといいですよ。
もちろん、ポジティブなことに対してもやってみてください。
すぐには表現力が上がったようには感じられないかも知れませんけど、やった分だけ上がりますからね。
先日のメルマガで書いた『リフレーミング』にも繋がることですので、オススメです。
鑑定中に多彩な表現を使えることは、間違いなく強力な武器になります。
相談者さんの心に深く響く言葉って、その人に受け入れられる表現ってことなんです。
相手に合わせて表現をカスタマイズする、と言ってもいいかも知れませんね。
感情や状況に寄り添うって、ありきたりな表現じゃ足りないんですよ。
上っ面に聞こえちゃう。
「誰にでも言えそう」な言葉じゃダメなんですね。
その人を理解するからこそ出てくる、そういう言葉が大切なんです。
それは、相談者さんが自らの問題に対して新たな視点を持つきっかけにもなりますしね。
私のコンサルティングでは、もっと具体的に表現の修正をしますけど。
「その言い方、◯◯っていう言い方の方が響きますよ」みたいなね。
なかなか自分じゃ思いつかないことも多いんですよ。
どうしたって思考や視点は偏りを持つものですし。
その偏りこそが個性だったりもしますし。
個性を活かしつつ、もうちょっといい表現したい!っていう方にも『感動鑑定コンサルティング』はオススメです。
現役の占い師さんならコンサルティング費用が無料になるかも知れませんから、興味があればメルマガもチェックしてくださいね。
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