「一日3~4杯のコーヒー摂取は、
2型糖尿病の発症リスクを24%低下させるとの
研究結果があります。
また、風邪や喘息の改善にも
役立つ可能性があります。」
と、あなたのお母さんが言いました。
あなたはどう思いましたか?
「またテレビでそんなことやってたの?」
「年寄りは健康情報好きよね~」
そんなことを思いませんでしたか?
うん、私でもたぶんそう思ういます(笑)
ですが、これをクリニックの理事長が言っていたらどうでしょう?
「へえー、そうなんだ!」
「なるほど、コーヒーね!」
ってなりませんか?
もし、あなたのお母さんがクリニックの理事長と同じソースを参照して、同じことを言ったとしても、これくらい受け取られ方が変わります。
何を言うか、より誰が言うか、なんて言われますが。
これは『権威性』が私たちの感情に影響を与えているからなんです。
医学部を出て、病院を経営して、理事長になった人が言う言葉。
大学を出るわけでもなく、何をしてきたわけでもない一般の人が言う言葉。
同じことを言っても、信頼されるのは前者なんですよね。
これ、占い師にとって非常に大切なことなんです。
『鑑定人数3万人!』なんて書きたがるのは、『権威性』を演出するためなんですよ。
やっぱり、その辺にいるオジサン、オバサンが趣味の占いで言うのと、何万人も見てきた占い師さんでは聞く側の気持ちが変わっちゃいますからね。
肩書や実績を書くって、占い師が自慢したくて書いてるわけじゃないんです。
相談者さんに信頼してもらうために書いてるんですよ。
『鑑定人数3万人!』は…
「3万人も鑑定している先生なら腕は確かだろう」
「有名大学を出ている先生だ、占いもさぞかし高度なんだろう」
なんてね、思ってもらうためなんですよ。
「そんなの関係ねえ、肩書なんて知ったことか!中身で勝負じゃい!」
っていう豪気な方はそれでもいいですけど、初速が全然違いますからね。
どれだけ早く相談者さんからの信頼を集められるかって大事ですよ。
スゴい人が言うから信頼されて、その信頼がまた信頼を呼ぶ。
そういう図式になってるんです。
ですから、プロフィールは嘘にならない程度に盛ってください、と私は言います。
遠慮がちに書いて良いことなんかないですよ。
遠慮のカタマリみたいなプロフィールを書いたとして。
あなたが「分相応、これが正しいことだよね、うん」と思っても。
お客様の心情は
「なんか大したことなさそう…素人?よくそんな経歴でプロって名乗れるよね。最近多いんだよね、なんちゃって占い師。」
ですからね。
だいぶ辛口なお客様設定ですけど(笑)
でも、遠からずですよ。
ですからね、プロフィールは思い切って書きましょう。
目に見える数字は絶対大事ですから。
数字が嘘にならないように、努力すればいいだけです。
鑑定歴が10年あったって、ヘボはヘボですよ。
鑑定歴が1年だって、めちゃくちゃ努力する人は上手いです。
10年やっててヘボじゃ、それこそインチキじゃないですか(笑)
占い師じゃなくても、タロットカードの所持年数が15年あれば15年って書いていいです。
カードと共に生きてきたのは嘘じゃないでしょう(笑)
それが嘘にならないように、15年に見合うだけの実力をつけましょう。
それが嫌ならタダでもいいから数をこなしましょう。
会う人会う人、「占わせてください!」ってお願いして鑑定人数を稼いでください。
私の生徒さんには、それで実績と実力をつけて人気になった人もいます。
命術系の人は、著名人でも何でも良いので1000人くらいの誕生日データを集めて占えばいいですよ。
ざっと性格だけ見るとか、やれるならもっと細かく占ってもいいですし。
実際、私も命術系の研究をするときは2000人くらいのデータを集めて、一気にやりました。
「芸能人や政治家の誕生日は偽物だよ」なんていう人もいますが、問題ありません。
ほしいのは『占断した数』ですから。
「著名人5000人のデータを検証しました」でも、立派な実績でしょう。
お客様にとってはね。
「そんなにたくさんのデータを持っている先生なら信用できる」
って思いますよね。
何年かかってもいいから、真っ正直にやりたいという人はそれでも良いと思います。
ただし、占いサイトに所属している場合、売れない時間が長いほど埋もれていって、下手したら契約解除の憂き目にあう可能性もある、ということは覚えておいてくださいね。
残酷なようですが、これが私の見てきた現実なんですよね…。
占い師にとって『権威性』は大切ですよ、というお話をしました。
いや~、占いの技術だけあればいい、という世界じゃないなんて。
なんだかなあ、と思いましたか?
私も最初はそう思いましたよ。
良いもの、良い人が選ばれるわけじゃない世界なんて、まやかしじゃん!って。
でも、ですよ。
それは選ばれるまでのお話。
晴れて選んでもらえたら、まやかしじゃないことができるじゃないですか。
だからね、私は言うんです。
自分が間違ってないと思うなら、選ばれる占い師になってください、って。
それがお客様のためでもあるんですから。
知識を身に着けて、あなたを本当に必要としている人に選ばれてくださいね。
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