あなたは
タロットを信じていますか?
目の前に現れたそのカードが
何らかの根拠をもって現れたのだと
信じていますか?
今日はねぇ、難題ですよ。
ほんっとに、ハゲそう(笑)
でもね、答えないわけにはいかんのです。
なぜなら、そういう質問が多いから。
・タロットの意味に引っ張られる
・タロットが正しく読めていない気がする
こういうお悩みをいただくんですけど。
これって、前提条件として
『タロットの意味には真理・真実に基づいた、無視すべきでない根拠がある』
『現れたタロットは、真理・真実を表す一部であり、無視すべきでない』
っていうのがあるんですよね。
その前提条件があるとすれば、
・タロットの意味を完全に無視するのはおかしい
・現れたタロットには正しい解釈が存在するはずだ
っていう考え方になるのは
当たり前なんですよね。
それなのに
「タロットは自由に読んでいいんだ!」
「現れたカードを全部読む必要はないよ!」
って言ったら
二律背反もイイトコじゃないですかね。
そりゃ悩みますよ。
そして答えはないですよ。
もし、さっきの前提条件を守ったまま、
自由でいい!っていうことに
矛盾を生じさせないようにするなら
「占い師はタロットに関する知識をなんら欠けることなく有していなければならず、かつ、タロットの意思と自らの自由意志が同一にして異なることのないようにせねばならない」
みたいなことになっちゃうんだよね。
何?何かの法律?(笑)
占い師がタロットにならなきゃ
いけなくなるってことになるんだけど。
意味わかんないよね(笑)
昔、クーロンズゲートっていう
ゲームがあったんだけど。
モノに執着しすぎて
そのモノになっちゃう
『妄人(ワンニン)』
っていう設定があってね。
ボイラーが好き過ぎて
ボイラーになっちゃった
ボイラー男とかさ。
まさにソレよ。
タロット人間になるってこと。
そうなれば、自分の意志も知識も
タロットそのものだからね。
迷いはなくなるかもね(笑)
でもさ。
なれないじゃない。
タロット人間になんて。
だから、
ホントはどの立場に立つか
決めなきゃいけないわけ。
悩みたくなければね。
「根拠はある、タロットは真実、だから私はそれに反する答えは出せない!」
って言うのか
「根拠はないし、タロットは何も表しちゃいない、だから私の自由意志読んでいい!」
って言うのか。
ちなみに私はどっちでもないけど。
悩みもしないし。
それはまた後で話すとして。
この問題を考えるときにさ。
タロットや占いを信じたい人と、
信じたくない人がいるよね、
ってことを考えたほうがいいかな、
って思うんだよね。
ちょっと面白い資料があって。
↓ ↓ ↓
“消費における主観的ウェルビーイング4類型尺度(SWB-QSIC)の開発
水師 裕, 高橋 望, 田口 功一郎
https://www.jstage.jst.go.jp/article/marketingreview/2/1/2_2021.005/_article/-char/ja/
ここの4ページめを見てほしいんだけど。
私が思うにね、
タロットや占いを信じたい人は、
『自然的志向性』のカテゴリーに
入る人だと思うのね。
・占いで幸運を探す人は、
『セレンディピティ的ウェルビーイング』
・占いで人生を律しようという人は
『ブリコラージュ的ウェルビーイング』
なのかな、と。
『セレンディピティ的ウェルビーイング』ってのは
運とか偶然にも期待して、
美味しく楽しく生きられたら嬉しいよネ♪
って感じ。
『ブリコラージュ的ウェルビーイング』ってのは
運とか偶然の要素も受け入れた上で
自分の努力や忍耐の先に
幸せや楽しみがやってくるのだよ!
って感じ。
先日話した、
占い師と占術家の違いみたいだねぇ。
そして、反対側の
『作為的志向性』のカテゴリーに
入る人たちは、おそらく
占いが大っきらいだと思う(笑)
運や偶然をアテにして、
いい人生なんか送れるわけねーだろ!
人間に与えられた能力で
獲得することが人間らしさなんだ、
占いとかスピとか、いい加減にしろ!
って言いたい人たちね(笑)
でも、これってね、
根本にある恐れの違いじゃないかな、って。
自然的志向性の人たちは…
自分の能力が及ばなかった時の
無力感を味わいたくない、という恐れ
損失回避傾向があり、
苦痛を与えられることを恐れる
作為的志向性の人たちは…
自分の能力が及ばないものに
支配される無力感を味わいたくない、という恐れ
危機回避傾向があり、
快が失われることを恐れる
っていう感じ?
どっちも無力感への恐れっぽいけどね。
絶対敵わないものにブチ当たって
無力感に打ちのめされて
ガッカリするくらいなら、
敵わないものには最初っから
従っちゃえ!
って考えるのが自然的志向性の人たち、
つまり占いを信じたい人たちで。
いつか絶対敵わないものがやってきて、
自分は無力なんだ、って
思い知らされるかも知れないなんて
絶対イヤだから、
絶対敵わないものなど認めん!
って考えるのが作為的志向性の人たち。
占いが大っきらいな人たちかな。
っていうことなんじゃないかな、と
私は考えたのね。
だから、
そもそもの『占いを信じる・信じない』は
その人がどんな形の
ウェルビーイングを望んでいるか
による、ってことでしかないよねって。
占いが真実のしっぽなのかどうかは
神学論争になるからやんないよ(笑)
私はね、
この世がマトリックスであっても、
唯物論的であっても、
大切なのは個々人が
幸せを感じられることだと思うからね。
相談者さんの苦痛を取ることを
占い師の仕事として至上としている私は、
占いが真実でも、そうでなくても
どっちでもいいんだよね。
占いが出す答えを、
私はgoogle検索の
サジェストワードくらいにしか
考えてないのよ。
『彼の気持ち 現在 別れたい?』
って入力したらさ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
彼の気持ち 現在 別れたい? 別れるべき
浮気の可能性
別れたくない
試してる
雨降って地固まる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
って感じでね(笑)
「ああ、そのワード良いね、採用」
とか
「ああ、そのワード、そんな気がするね、採用」
とか
「どれもイマイチだから不採用」
とかね。
そういう感じで捉えてるのね。
リアリティあるな、信じられるな、って時もある。
まあ、ストーリー上、コレでしょ、って時もある。
自分の趣味で占う時も、
「マジでそうかも…」
っていう時もあれば、
「まあ、そういうことにしといたげるね(笑)」
って時もあるわけ。
もちろん、
「んなわけねーだろ!」
って時もね(笑)
『たまにスゲーこと言う友達』
くらいの感覚なんだろうね、
私にとってのタロットとか占いって。
だって、人生の主人公は自分じゃん?
正しいこと、間違わないこと、に必死になるより
納得いくほう、後悔しないほう、を
選んでいけばいいと思うのよ。
だからね、今後私に
「出たタロットには意味があるんですよね?」
「タロットの言うことは真実なんですよね?」
って聞いても
「そうかもね」
ってしか答えないから(笑)
自分で決めるんだよ?
あるなら、ある。
ないなら、ない。
あるかも知れんし、ないかも知れん、ならそれでいい。
占い師としての
スタンスは自分で決めるもんでしょ?
誰かが言ったから、じゃ
相談に来てくれたお客様に
本当の意味で
「自分を信じていいんだよ」
って言えなくないかな。
さて。
今回はチョイと小難しい話だったね(笑)
あなたはどのスタンスかな?
自由に選べるんだから、
自由に選ぼう。
ただ、『ある!』ってスタンスは
沼だぜぇ…(笑)
楽しいけどね。
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それでは、また。
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